Visual Basic6 リファレンス
|
VB6 エラー操作
実行時エラーに関する処理 |
Errオブジェクト Err オブジェクトは、実行時エラーに関する情報を保有しています。 実行時エラーが発生すると、そのエラーを識別するための情報など、エラー処理で利用可能な情報が、Err オブジェクトに格納されます。コード内で実行時エラーを生成するときには、Raise メソッドを使います。 Err オブジェクトの各プロパティは、エラー処理ルーチン内の Exit Sub、Exit Function、Exit Property、Resume Next ステートメントの後で、0 または長さ 0 の文字列 ("") にリセットされます。エラー処理ルーチンの外側で Resume ステートメントを使用した場合は、Err オブジェクトのプロパティはリセットされません。Clear メソッドを使うと、Err を明示的にリセットすることができます。 |
お品書き |
● サンプル | エラー処理の記述に関するサンプルリスト |
● On Error Goto | エラー処理ルーチンの開始 |
● On Error Goto 0 | エラー処理ルーチンの終了 |
● On Error Resume Next | エラーが起きても処理を続行 |
● Err.Number | エラー番号を取得する |
● Err.Source | エラーの発生元のオブジェクト名を取得する |
● Err.Description | エラーに関連する説明文を取得する |
● Err.Clear | エラー情報のクリアする |
● Err.Raise | 実行時エラーを生成する |
● Err.LastDLLError | DLLを呼び出したときのエラーコードを取得 |
● エラー処理の記述例 Private Sub Command1_Click() On Error GoTo Err_Rtn 'エラー処理ルーチン開始 FileCopy "C:¥WORK¥TEST.TXT", "C:¥WORK¥SAMPLE.TXT" Exit Sub Err_Rtn: MsgBox "Number : " & Err.Number & vbCr & _ "Source : " & Err.Source & vbCr & _ "Description : " & Err.Description, _ vbCritical, _ "システムエラー" End Sub |
● On Error GoTo ステートメント
|
● On Error GoTo 0 ステートメント
|
● On Error Resume Next ステートメント
|
● Err.Number プロパティ
|
● Err.Source プロパティ
|
● Err.Description プロパティ
|
● Err.Clear メソッド
※ 次のいずれかのステートメントが実行されると、Clear メソッドが自動的に呼び出されます。 ・Resume ステートメント ・Exit Sub、Exit Function、Exit Property ステートメント ・On Error ステートメント |
● Err.Raise メソッド
※ エラー番号は、0〜512 の値はシステムエラー用に予約されているため、ユーザー定義のエラーに使用できるのは、513〜65535 の範囲の値です。 |
● Err.LastDLLError プロパティ
|