尺間神社
名称尺間神社(しゃくまじんじゃ) −尺間さま・釈魔大権現−
ジャンル神社
解説標高645mの尺間山山頂にある神社。神社へは、100段または400段の石段を登る2つのルートがある。霊峰尺間神社は、釈魔大権現と言われ、「しゃくま」とは魔を釈(と)く、魔をはらう、けがれを祓う意味の釈魔が由来。大分観光100選-第3位。
場所大分県佐伯市弥生尺間945 (国道10号線から看板に従い山道へ入って約25分) [地図] [Googleストリートビュー]
観光所要時間1時間30分〜2時間30分。
開閉時間9:00〜16:00 (季節により若干時間が前後 / 年末年始、行事によっては時間が変更)
入場料なし
食事処無×
トイレ有△ 登山口:第2駐車場(仮設) / 山頂:神社入口手前15m
駐車場有△
シーズン正月(初日の出)
イベント2/24 春大祭
7/24 夏大祭
11/24 秋大祭


尺間山入口発見

尺間神社 国道10号を走っていると「尺間山→」と書いた看板があるので、矢印に従い山道へ。

山道へ入る前に、ドリンク類を用意しておきましょう。 ココから先、自販機が1つもありませんでした(神社に着いても)。

タオル・着替えも必須アイテム。
Google Street View
尺間神社 この山道は狭いです。 でかい車の場合は、離合ポイントに注意しながら進みましょう。

第1駐車場に到着

尺間神社 山道入口からクネクネひた走ること25分。 ようやく、尺間神社の第1駐車場に到着。
尺間神社 案内板によると・・。

第1駐車場から、徒歩45分(100段)
第2駐車場から、徒歩25分(400段)

20分も余計に歩きたくないので、第2駐車場へ。。

第2駐車場に到着

尺間神社 第1駐車場から2kmほど、クネクネと進み、第2駐車場へ到着。

じゃ、登山開始します。。

登山開始

尺間神社 だぁっー! いきなり、険しすぎです。。
尺間神社 なんとか登りきったら、「400段はあっち」との看板。。

「え? すでに100段以上は登ったんですが・・?」
尺間神社 テクテク・・・ テクテク・・ 歩いてます。。
尺間神社 「おや? 到着かな?」

魔の400段

尺間神社 「えーっと・・」 テクテク・・・
尺間神社 「・・・。 あほかーーーっ!!!!」

見上げたら、イナバウアーすること間違い無し!!!
尺間神社 だいぶ、登りました・・。 見上げると・・。

「・・・。 あほかーーーっ!!!」

展望台へ

尺間神社 心臓破裂寸前で、最上段に着くと・・。

尺間神社ではなく、『天見ヶ平(てんみがだいら)展望台』へ到着。
尺間神社 景色は、さすが山頂だけあって、山とか海とかが縮図となって展望できます。

ちょっと、天気が悪いのが残念。。 景色がうっすらしてます。。
尺間神社 しばらく、景色を拝む。。 当然、まだ、動けないからだ・・・。
尺間神社 さて、いきますか・・・・。 テクテク・・・

神社へ

尺間神社 「着いたーーーーーっ!!!」
尺間神社 ただ、山頂の先っちょなのか、敷地が狭いです。。
尺間神社 神社の中・・・。
尺間神社 ・・・・。

不動さま

尺間神社 尺間神社左側の休憩所。 座ったら最後。5分は、立てません。。

看板に「不動さま参拝→」とあるので、「では、不動さま参拝しましょ・・・。」
尺間神社 不動さま、ちっちゃ・・・。 「なにかイイこと、ありますように・・。」(拝)

「さて、帰りますか・・。」

当然

尺間神社 「・・・・・。 降りるんかい。」

歴史

尺間神社 時代は戦国・安土桃山時代。 修験僧『高司盛雲』が、郷里の山道を切り拓くこと六十余日かけて山頂に達し、一小祠を建立して愛宕神を併せ祀り、釈魔権現として崇め奉ったのが、天正元年(1573)7月21日。 これが『霊峰尺間神社』の起源となる。

 ※霊峰(れいほう) - 信仰の対象として、神聖視されている山。霊山(れいざん/りょうぜん)。


この時、盛雲は32歳。 すでに天台宗・真言宗の奥義を極めて「権大僧都」に補せられ、「阿闍梨」・「法印」を授けられて、名を「盛雲」と改めた。 よって、肩書きは『権大僧都阿闍梨高司盛雲法印』。 七度目の大和の国(奈良県)大峰山での修行に際して神託を受けた。

 ※権大僧都(ごんのだいそうづ) - 僧侶の階級。
 ※阿闍梨(あじゃり) - 高貴な身分の僧に与えられる職位。
 ※法印(ほういん) - 僧侶に対し与えられた位階で最高位。法印大和尚位(ほういんだいおしょうい)の略。※大和尚(天台:だいかしょう/真言:だいわじょう)


『霊峰尺間神社』は、「神仏混淆」であったが、明治政府の「神仏分離政策」により、仏を外して神社となった。 このとき、立派な『お不動様』も神社から外された。

 ※神仏混淆(しんぶつこんこう) - 神の信仰と外来の仏教信仰とを融合・調和するために唱えられた教説。神仏習合。
 ※神仏分離政策 - 神道と仏教との区別を明確にしようとする、明治初期の維新政府の宗教政策。


「御祭神」は以下の3神。
『迦具突智神(かぐづちのかみ)』 - 日本神話に登場する神。火の神。
『経津主神(ふつぬしのかみ)』 - 日本神話に登場する神。刀剣の威力を神格化した神。
『武甕槌神(たけみかづちのかみ)』 - 日本神話に登場する神。雷神、刀剣の神。