青の洞門・競秀峰
名称青の洞門(あおのどうもん)、競秀峰(きょうしゅうほう)
ジャンル史跡・名勝
解説享保20年(1735年)、越後の旅僧「禅海(ぜんかい)」が人馬交通の難渋を救うため、断崖絶壁に30年を費やして掘ったトンネル。また、その断崖絶壁「競秀峰」は名勝耶馬溪に含まれる。
場所大分県中津市本耶馬渓町樋田 (ほんやばけいまちひだ) (国道212号線山国川沿い) [地図] [Googleストリートビュー]
観光所要時間30分〜2時間。
開閉時間なし(明るいうちにいきましょう)
入場料なし
食事処有○
トイレ有○
駐車場有○
シーズン秋(紅葉)
イベント


川の反対側に駐車

青の洞門・競秀峰 国道212号川沿いの「レストハウス洞門」の駐車場に到着。
Google Street View

「青の洞門」は 川を挟んで反対側なんですが、あえて こっちに来ました。
青の洞門・競秀峰 川を挟んで反対側の こっちの駐車場に 車を止めたほうが・・、

名勝耶馬溪の「競秀峰」を眺めるには、いい距離なんです。。
青の洞門・競秀峰 「青の洞門」に行きたければ、この駐車場内にある「青の禅海橋」にて、「山国川」を横断できます。
青の洞門・競秀峰 「競秀峰」の写真を撮るなら、この橋からが一番よさげです。

青の洞門とは

青の洞門・競秀峰 むかしむかし、この川沿いの岩壁にかかる鎖渡しの桟道で、足を踏みはずして墜死する惨事を、、
青の洞門・競秀峰 仏道修行で通りがかった「禅海和尚」が目撃。。

仏道修行者として この危難をとりのぞき、衆生救済の門を開かんと 鑿(のみ)と槌(つち)をふるいはじめ、、
青の洞門・競秀峰 30年かけて 明和元年(1764年)にトンネルを掘り抜いたそうな。。

その長さ、実に342m。。

いつしか、このトンネルのことを「青の洞門」と 呼ばれるように なりましたとさ。。
※「青」は この辺の地名。
青の洞門・競秀峰 しかし、このトンネルも 明治39年あたりに 道路整備で 大改修されて、いまでは バスも通れるほどに。。
青の洞門・競秀峰 当時の面影は、道はずれに、、
青の洞門・競秀峰 ほんのちょっぴり残っています。。

競秀峰めぐりコース

青の洞門・競秀峰 「青の洞門」から戻っていると、「競秀峰探勝道 (競秀峰めぐりコース)」なる怪しげな入口を発見。
青の洞門・競秀峰 まさか、あの断崖絶壁の先っちょ まで いけるのだろうか!?
青の洞門・競秀峰 当然、出発デス!!
青の洞門・競秀峰 うう、さすが断崖の道だけあり、急角度の石段!!

1分もせずに 息切れがします!!
青の洞門・競秀峰 道のりは まだまだと思われるなか、「陣の岩は、あっちへ550m」との分岐道が出現。。

100m進むにも息切れで苦しいのに、寄り道550mなんて絶対ムリです!!

今回は「陣の岩」は無視デス!!
青の洞門・競秀峰 おお、頂上に近づいたのか、お日さまの光が差し込んでます!
青の洞門・競秀峰 たいぶ 登ってきたようです。。 駐車場がちっちゃく見えます。。

妙見窟

青の洞門・競秀峰 なにやら 広い場所に到着しました!

「妙見窟」に到着した模様です。
青の洞門・競秀峰 いままで、この「妙見窟まで××m」の 道しるべに案内されて 登って来ました。

ここまで来るのに 30分ほど かかりました。

最初に見たのは「妙見窟まで350m」だったので、100m進むのに10分かかっています!!
青の洞門・競秀峰 「妙見堂(みょうけんどう)」の中には、妙見菩薩3体、男女神像2体、如来立像1体が安置。

平安時代の特色がよく表現されているとのこと。

鬼面岩?

青の洞門・競秀峰 どこが頂上なのか、上ったり 下がったりと進んでいると、「鬼面岩」なる 寄り道看板を発見。。

急角度な道がなくなり、息切れも しなくなったので、寄ってみましょう。。
青の洞門・競秀峰 「うひょーー!!」

この細い道の左右は絶壁デス!!!
青の洞門・競秀峰 「だぁーーー!!」

「この岩を乗り越えて先へ進めと!?」

左右の絶壁に草木が生えていないと、恐怖の景観デス!!!

岩の上で足元の写真を撮ろうとしたら、腰が抜けそうになったので退却!!

絶壁先っちょに到着

青の洞門・競秀峰 「鬼面岩」とやらは あきらめて 正規のコースに戻り、進んでいます。。
青の洞門・競秀峰 「あれれ?? 行き止まり??」
青の洞門・競秀峰 どこかで 道を間違えたのか、絶壁先っちょに出てしまいました。。

景色を拝んで、撤退。。

絶壁先っちょ 2号

青の洞門・競秀峰 なんとか正規の道を発見して、
青の洞門・競秀峰 進んでいると、ふたたび 行き止まりの気配。。
青の洞門・競秀峰 はいっ! やっぱり 行き止まりデス!

もう一歩進むと 絶壁急降下デス!!!
青の洞門・競秀峰 「さっきは あっちの絶壁先っちょにでも いたのかな??」
青の洞門・競秀峰 やはり 絶壁先っちょは 景色良すぎです!!

右手が私の車を駐車している 国道212号沿いの「レストハウス洞門」。
青の洞門・競秀峰 撤退して 正規コースを探すが、よくわからず。。

70度ほどの斜面の下のほうに道っぽいのを発見したので、転落してみた。

道っぽいけど 落ち葉の量から おかしいと思いながら進んでいると、いままでの雰囲気の道に出た。
青の洞門・競秀峰 振り返ってみると、、

「通行止」と書かれたところから 出てきましたとさ。。

2度も道を間違えてるとは、登山なんかしては いけない人なんだろうな。。

展望台

青の洞門・競秀峰 しばらく進んでいると 「展望台」なる横道。。

「前回の2か所には こんな道しるべ なんて なかったのにな。。」
青の洞門・競秀峰 木のベンチがあり、クサリで安全対策。。

「おお、まさに展望台って感じ。。」
青の洞門・競秀峰 景色は、、

「うーん、いまいち。。」

無事、下山

青の洞門・競秀峰 テクテクと進んでいると 道路が見えてきた!

ふぅ、無事に下山できたみたいです。。
青の洞門・競秀峰 出てきたところは、反対側の「青の洞門」の出入り口付近。。
Google Street View

ちょうど1時間かかりました。。この道路を歩けば5分程度。。

トンネルって、なんて便利なんだろ。。禅海和尚に感謝。。。
青の洞門・競秀峰 「さっきは あんなところの先っちょに いたんだろうか。。」