JavaScriptとは、インタープリタ型のプログラム言語です。HTML文書だけでは静的な情報だけしか表示できませんが、JavaScriptを使用すると、動的な情報を表示したり制御したりできます。たとえば、ページ上に日付を表示したりとか、画像の表示を変えてみたりとかです。また、腕があがれば、ゲームを作ろうと思えば作れたりします。
JavaScript はプログラム言語である「C言語」にそっくりです。C言語をプログラミングできる人は、すぐに対応できます。また変数の型は、プログラム言語である「Visual Basic」ご用達の Variant型を使います。また、JavaScript と Java は 別のプログラム言語です。JavaScript は Netscape社が開発したスクリプトで、Java言語、Java、HotJavaは 米国Sun Microsystems社の商標または登録商標です。
さて、JavaScriptは、変数、関数、オブジェクト、命令 というのを使って、プログラミングしていきます。
変数というのは、文字や数値を一時記憶しておく場所!? です。変数は半角英数字で 適当な名前を付けられます(先頭に数字はダメです)。
myHensu = 1;
と記述すれば、変数「myHensu」に数値「1」を記憶させたことになります。
myHensu = "ハロー";
であれば、変数「myHensu」に文字「ハロー」を記憶させたことになります。
myHensu = 500 + 100;
と記述すれば、変数「myHensu」には 600 が入りますし、その後に、
myHensu = myHensu - 400;
と記述すれば、myHensu の内容は 200 になります (Excel の 「=A1+A2」様な 計算式が記憶されるのではなく、結果の値がセットされます)。
ちなみに乗算は「*」、除算は「/」を使います。
myHensu = (100 * 2) / 50;
変数も あらかじめ JavaScript が用意しているものが多数あります。ブラウザ名が入っている変数もあれば、どこからリンクしてきたかの URL が入っている変数もあります。
myDate = new Date();
であれば、変数 myDate に現在日時が取り出せます。
myAppName = navigator.appName;
であれば、ブラウザ名が取り出せます。
この講座では、JavaScript が用意している変数なのか、自分が作った変数なのか区別するために、自分が作った変数には頭に my をつけて表現しています。
命令をいうのは、お察しの通りプログラムにおいて指示や判断をする言葉です。
if (myHensu == 1) myMessage = "男";このように、取り出したり、セットした変数をページ上に表示したり、命令文をつかって、動的なページを表現することができます。
さっきから最後にセミコロン(;)が付いていますが、これは一区切りの処理の終わりを意味します。
1行に
myHensu=1;myAppName=navigator.appName;
というふうに記述してもブラウザが JavaScript の処理を明確に判断できるようにするための 区切り記号 です。
ま、あまりダラダラ書いても不安になるだけですので、このへんで終わりにしましょう。(^^;